電気を得るために、雨天時に発電機を玄関内で稼働させたり、暖を採るために練炭を使用する際は一酸化炭素中毒に気をつけなければならない。これは、「もしも」の時に起こりやすい。普段から使い慣れていないからである。
太陽光発電のように屋根の上で発電し使用できるのであればこうした事故は起きない。ただし停電時の操作方法を理解し、操作がができればである。手動操作で自立モードに切り替え、専用のコンセントから1,500Wまでの電気の使用が可能になる。晴天時など発電できているのが大前提である。これも「もしも」の時のことである。
蓄電池があれば、停電時に自動で電気を供給し、復電時に自動で元に戻してくれる。つまり操作不要である。専用コンセントではなく、すべての部屋で200Vも使うことが出来る機種もある。普段と使い勝手が変わらない。そうなれば「いつも」のままであるから困らない。
備えようとするから無理が出るところ、備えなくとも備えている状態にしていくことが、防災の新しい考え方である。