朝晩の風が秋を感じさせるようになりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
スポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋ですから、子育て世帯や大食漢のパートナーがいらっしゃるご家庭は大変ですよね。

秋になると食欲が増すのはどうしてでしょうか？
日照時間が短くなると脳内のセロトニンが少なくなり、糖質やたんぱく質を摂取することで分泌を増やし、心身安定を図ろうとするようです。
冬に向けてたくさん食べてエネルギー補充するのは、実りの秋ですから
自然の成り行きというのが一番うなずけます。

毎日の献立を考えるのは大変ですよね。
同じ献立にならないように、健康を考えての食材選び、
好き嫌いを無くすような工夫、そして何より食費の計算が大事ですよね。
いかに旬の食材を取り入れて出費を少なくするか。
量を必要とする中でかさ増しや摂取カロリーを抑えることを考え、
短時間で買い物を済ませ夕飯時間に間に合わせる、
これもすべて料理時間です。
まるで調理師であり栄養士であり、FPであり、マネージャーです。

そんな中でレシピのレパートリーの増やし方は、日本料理の中に秘密が
ありますのでご紹介します。
料理方法に五味五色五法という奥義があるのです。
甘い、辛い、酸っぱい、しょっぱい、苦いの五つの味覚です。

白身魚が特売でしたら、
・甘い煮つけ
・辛い四川風の煮込み
・さっぱり南蛮漬け
・ホイル焼きやアクアパッツァによる塩味
・さんまのようにワタの苦みを食す
と食材を見ながら五つの味覚を重ねる。
黒、白、赤、青、黄の五色で彩ると、栄養学的にもバランスが採れている。
チャーハン、唐揚げ、ラーメンと茶色のものばかりだと、
いかにも高カロリーを想像しやすいですよね。

鶏肉をまとめ買いしたら五法で調理に変化をつける。
・生　　　鶏肉のささみの刺身
・蒸す　　棒棒鶏
・揚げる　唐揚げ、とり天
・煮る　　ポン酢やコーラでサッパリ煮
・焼く　　焼き鳥、香草焼き
献立の考え方を変えることで、
時間短縮につながり楽しいキッチン家事になりますように。