セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

ヒートショックのお話 |2020.11.01

危険を防ぐ

健康や家庭医療を扱ったTV番組が多くなってきたのは、ここにも高齢化が表れているのでしょうか。実は家の中で事故が多い場所はお風呂場です。日本全国で入浴中に亡くなる方は年間約1万4千人と言われます。交通事故の年間死亡者数約1万に比べて多く、その原因の多くがヒートショックである可能性があるようです。
北側の寒い位置にお風呂場があるので、暖かい部屋から、脱衣所で裸になり血管が縮んで血圧が上がり、風呂につかることで血管が広がり血圧が下がる。まるでジェットコースターのように血圧が上がり下がりすることで、血管に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながり、入浴中に意識を失えば溺死のリスクが上がる。42度以上の温度が血栓を生じやすく危険と言われる方もいる
ので注意が必要です。サウナでの冷水風呂も危険です。

対策

やはり「暖差」を無くすことであろう、全館空調では電気代もかかるので、洗面脱衣所のスポット暖房器具の設置や入浴前のお風呂場の蓋を外したり、シャワーをかけて温度を上げておくなどの対策が良いでしょう。またなるべくお年寄りは一番風呂を避けておくことも有効でしょう。暖房器具もエアコンのような風が出るものですと、風は体感温度を下げるので温風とはいえ寒く感じます。遠赤外線のように輻射熱で暖めるのが良いでしょう。トイレも下半身裸になりますので、ヒートショックが起こりやすいですが、使う時間が短いし、いちいちスイッチを入り切りするのは面倒なので人感センサー付きのセラミックヒーターで足元を暖めましょう。意外に、ちょっとだからと新聞を取りにポストへ、ゴミ出しにそこまでとパジャマのままも危険です。上着を纏って防寒対策をしてください。人間だけでなく、ペットも高齢化していますから段差も暖差も危険です。だからと言って暖房器具の多設置は失火の可能性が高まりますし、地震の際の転倒により、停電時は火がついてないのですが、停電の復旧により通電して暖房が衣類や床を燃やす通電火災も気をつけなくてはなりません。この冬、健康に過ごせるように工夫しましょう。