セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

半島型地震とライフライン |2024.03.15

2024年1月1日震度7の能登半島地震から、2か月が経ちます。未だ停電、断水が続くエリアもあり、大変なご苦労だと思います。

 山が海まで迫り、平地の少ない半島。だからこそ比類ない美しい景色。迂回路がなく、陸路が絶たれると、孤立化してしまいます。海路、空路も困難で、支援物資が届けられなくなります。ライフラインの復旧にも陸路が必須です。資材や作業員の搬入搬送、宿泊施設からの距離や時間も課題です。東日本大震災や熊本地震ではライフラインの復旧が1週間だったのに対し、今回は大変に困難な状況となっているようです。

高度成長期に整備した、水道管、電柱電線などライフラインは、老朽化が進んでおり、いたるところで損傷しているので、なかなか復旧できない。

日本は、道路や電気水道などライフライン、それらの交換やメンテナンス期に入っているが、その経費をどこから捻出するか。例えば耐震性のある水道管の敷設をするにも、人口減少、広大な地方では、莫大なお金がかかりその経費が水道料金に転嫁されれば、高額な水道料金になる。地方財政では何ともできないとなると、市街化区域に移転した方が経費はかからない、コンパクトシティの実現。

日本には多くの半島があります。それらが対になっているのも特徴的です。荘内半島と高輪半島、佐田岬半島と由良半島のように。若い人はふるさとを出て生計を立て、住民は高齢化が進み限界集落となっていきます。避難所への移動も大変で、在宅避難を余儀なくされ、支援物資が届かない。他人事ではないのです。
 限界集落は、高知県の中山間地域の現状から、高知大学の大野教授が1991年に提唱した。

 電気、水、食料は支援を待つのではなく、各家庭で備蓄する。支援がなくとも生活を継続できる新しい備え自立型、戸別型の防災。太陽光、蓄電池、井戸水、家庭農園で賄う。
昭和の名ドラマ「北の国から」である。