セキスイハイム東四国

  • SNS&Blog
  • お客様相談センター
  • 入居者様へ
  • 入居者様へ
  • SNS&Blog
  • お客様相談センター
  • 入居者様へ
  • 入居者様へ

住まいのコラム

「想定外」を想定する防災 |2026.07.01

 このところ、世界も日本も落ち着く暇がない。ベネズエラでの地震、青森県や山梨県での震度6クラスの揺れ、さらに「W台風」という聞き慣れない言葉まで耳にする。災害は、もはや「いつか来るもの」ではなく、「いつ起きても不思議ではないもの」になった。
 これまでの防災は、「想定される災害」への備えが中心だった。しかし近年は、その想定そのものを超える出来事が相次ぐ。「想定外」という言葉は、本来あってはならない言い訳ではなく、「想定は必ず限界を持つ」という現実を教えている。

 だから必要なのは、防災用品を増やすことだけではない。「変化に対応できる力」を備えることだ。例えば、避難場所が使えなかったらどうするか。停電が長引いたら誰と助け合うか。スマートフォンが使えなくなったら、どんな方法で家族と連絡を取るか。正解を一つ決めるのではなく、二つ、三つの選択肢を持っておくことが、新しい防災になる。
 もう一つ大切なのは、「個人の備え」から「地域の備え」へ視点を広げることだ。非常食や水は自分だけでは限界がある。一方で、日頃から顔の見える関係があれば、高齢者の安否確認や情報共有は格段に早くなる。災害時に最も頼りになるのは、最新の技術だけではなく、身近な人とのつながりである。

 自然は私たちの都合に合わせてはくれない。だからこそ、「これくらいなら大丈夫」という思い込みを手放し、「もしも」を日常の中に少しずつ取り入れることが大切だ。
 想定外を恐れるのではなく、想定外に対応できる自分と社会を育てる。その発想の転換こそが、これからの時代に求められる本当の防災なのではないだろうか。